2026.10.22 更新
飾るだけじゃない、食べて楽しむ花束。中能登発「食べられるお花屋さん」の挑戦
飾る、味わう、贈る。
石川県中能登町にある「あんがとう農園」では、農薬に頼らず育てたエディブルフラワーやハーブを栽培し、その魅力をブーケやハーブティーとして届けるブランド「LaboAmutry(ラボアミュトリー)」を展開しています。
花束として贈る、食卓を彩る、ハーブティーとして味わう。さらに農園で実際に見て、触れて、体験することもできます。
今回は、"食べられるお花屋さん"という新しい価値を生み出した代表・明星孝昭さんに、これまでの歩みやLaboAmutryに込めた想い、そして中能登で描くこれからの夢について伺いました。
1.美容師から世界へ、そして農業の道へ
明星さんの実家は理容店を営み、高校卒業後は美容専門学校へ進学しました。美容師として働いた後、20代で海外へ渡り、約10年にわたってさまざまな国を巡りました。異なる文化や暮らしに触れる中で価値観は大きく変化したといいます。
帰国後に選んだのは農業の道。田んぼ農家で修業を積みながら、自分らしい農業の形を模索していきました。
「変わったことをしていかないと、とんがらないといけないと思ったんです」
その思いから、西洋野菜やカラフル野菜、ハーブ、そしてエディブルフラワーの栽培に取り組むようになりました。
2.たどり着いたのは「食べられるお花屋さん」
あんがとう農園では、農薬に頼らず育てたエディブルフラワーやハーブを栽培しています。
エディブルフラワーとは、食用として育てられた「食べられる花」のことです。料理やスイーツ、ハーブティーなどに添えることで、彩りや香りを楽しめることから注目を集めています。見た目の美しさだけでなく、花ごとに異なる風味や香りを味わえるのも魅力です。
近年は、それらを束ねたエディブルフラワーブーケを展開するブランド「LaboAmutry(ラボアミュトリー)」にも力を入れています。
「いろいろやって、“食べられるお花屋さん”にたどり着きました」
明星さんはそう語ります。
海外での経験や農業への挑戦を経てたどり着いたのが、「花を鑑賞するだけでなく、食べて楽しむ」という新しい価値の提案でした。エディブルフラワーやハーブを育てるだけでなく、その魅力をより多くの人に届けたい。そんな想いからLaboAmutryは生まれました。
3.廃工場を活用し、安定供給を実現
農園の取り組みを支えているのが、かつての繊維工場を活用した栽培施設です。
「解体するのはもったいないと思ったんです」
解体されるという話を人づてに聞き、持ち主に「売ってほしい」と直談判。譲り受けた施設を活用することで、気候の影響を受けやすいエディブルフラワーやハーブも安定して育てられるようになりました。
海外の栽培事例なども研究しながら環境を整備し、現在は夏も冬も出荷できる体制を築いています。
4.あんがとう農園とLaboAmutryが届ける新しい花の価値
あんがとう農園で大切に育てられたエディブルフラワーやハーブ。その魅力をもっと身近に感じてもらいたいという思いから生まれたのが、明星さんが手掛けるブランド「LaboAmutry(ラボアミュトリー)」です。
LaboAmutryのブーケは、一般的な花束とは少し違います。
飾って楽しむだけでなく、料理に添えたり、ハーブティーとして味わったりと、暮らしの中でさまざまな形で楽しむことができます。
農薬に頼らず丁寧に育てられた植物だからこそ、安心して口にできるのも魅力のひとつです。
また、エディブルハーブブーケやハーブティーブーケなど、それぞれ異なるテーマで楽しめる商品を展開しており、贈る相手やシーンに合わせて選べることも特徴です。
見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしに彩りや癒やしを添える商品として、花を「見る」だけでなく「味わう」楽しみも提供しています。
5.五感で楽しむエディブルフラワー体験
あんがとう農園では、商品を購入するだけでなく、実際に植物の魅力を体験することもできます。
体験ツアーでは約1時間半かけて農園を見学。花やハーブについて説明を受けながら、香りを楽しみ、触れ、実際に味わうことができます。
その後は30分間のパック詰め放題。思い思いに花を選ぶ時間も、この体験ならではの楽しみのひとつです。さらにハーブティーを味わいながら、植物の魅力をゆっくりと感じることもできます。
実際に体験してみると、「花は見るもの」というイメージが大きく変わります。菜の花やカーネーションなど、明星さんからもぎたての花々を次々と渡され、「これも食べられるの!?」と驚きの連続で、植物の新しい魅力に出会うことができます。
6.中能登の誇れる場所を目指して
農業を始めて15年。
理想を追い求めるあまり苦労した時期もあり、アルバイトをしながら農園を続けたこともありました。
能登半島地震直後は、不安から中能登を離れる従業員もおり、人手不足に悩まされることもありました。それでも品質へのこだわりを貫き続けた結果、少しずつファンが増え、事業も成長してきました。今後はカフェや宿泊施設など、新たな展開も視野に入れています。
それでも明星さんが大切にしているのは、「実際に来てもらうこと」でした。
「全国に商品を卸していますが、やっぱり中能登に来て楽しんでもらいたいんです」
明星さんが目指しているのは、花を育てるだけの農園ではありません。
花を味わい、過ごし、体験し、その魅力を体感できる場所です。
7.花の新しい楽しみ方に出会ってみませんか
エディブルフラワーは、ただ眺めるだけの花ではありません。
飾る楽しさ。 香りを楽しむ豊かさ。 味わう驚き。 大切な人へ贈る喜び。
LaboAmutryのブーケには、そんな植物の魅力がぎゅっと詰まっています。
誕生日や記念日の贈り物としてはもちろん、自分へのご褒美としてもおすすめです。
料理に彩りを添えたり、ハーブティーとして味わったりと、日々の暮らしに彩りと癒やしをもたらしてくれます。
明星さんが大切に育てたエディブルフラワーやハーブを、ぜひご自宅で楽しんでみませんか。
基本情報
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営業時間
「LaboAmutry」11:00~15:30
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定休日
月、水~土曜日
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お問い合わせ先
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公式サイト ※外部サイトに遷移します
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住所
石川県中能登町能登部下53-34-5
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事提供:あんがとう農園
記事作成者:COREZO
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