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2025.12.23 更新

【冬限定】氷見の寒ブリ完全ガイド!旬の時期・おすすめ観光モデルコース

寒ブリの写真
立山連峰の写真
刺身の写真

冬の日本海が育む、極上の味覚・寒ブリ。
脂がのった寒ブリは、まさに冬の味覚の王様。
北陸・富山の氷見漁港で水揚げされる寒ブリは、その鮮度と品質の高さから全国の美食家たちを魅了し続けています。
一度は現地で本場の寒ブリを食べてみたいと思った方も多いのではないでしょうか?
氷見の寒ブリを堪能しながら、絶景や観光も楽しめる贅沢なひとときをご紹介します。

氷見の寒ブリとは?

「ひみ寒ぶり」のブランド認定の条件

冬が旬の魚といえば寒ブリ!
氷見の寒ブリには、厳格なブランド認定制度が設けられています。
「ひみ寒ぶり」として出荷されるためには、以下のような条件や管理体制をクリアする必要があります。

・定置網漁で獲れた天然ブリであること。
・大きさが8キロ以上の基準を満たし、形が良好であること。
・寒ブリ宣言の期間中に捕獲されたこと。

このように、厳しい認定基準を満たした寒ブリだけが、ブランド「ひみ寒ブリ」として氷見漁港で競り落とされ出荷されます。

氷見の寒ブリが美味しい2つの理由

理由①:富山湾の地形

1つ目の理由は、富山湾の特殊な地形です。
富山湾は「海底谷」と呼ばれる深い谷があり、これが深海の冷たい水や深海性のプランクトンなどの栄養分を表層に運ぶ役割を果たしています。結果として、ブリの餌となる魚が豊富になり、脂の乗った寒ブリが育ちます。
ブリは産卵のため、秋から冬にかけて北海道から南下しますが、富山湾の海水は上記の通り栄養豊富で、ブリの産卵準備に理想的な環境です。

理由②:漁法

2つ目の理由は、定置網漁による漁獲です。
定置網漁とは、魚の回遊ルートに設置され、魚が自然に網の中に入るのを待つ仕組みです。網は海底から水面まで垂直に張られ、魚が逃げにくい構造になっています。
網に入った魚は生きたまま捕獲されるため、魚体が傷つかず、鮮度が保たれるのが大きなメリットです。これが氷見の寒ブリの高品質につながっています。

寒ブリの旬の時期はいつ?

寒ブリの写真

氷見の寒ブリの旬は11月末~2月

氷見の寒ブリの旬は11月末頃から翌年2月頃とされています。
その名の通り、寒い冬の時期が旬なんですね。
この時期の寒ブリは、身が引き締まり、脂がのっていて絶品です!

「ひみ寒ブリ宣言」とは?発表の基準と意味

「ひみ寒ブリ宣言」は、毎年11月末頃に「ひみ寒ブリ」の漁が本格化したことを示す公式な宣言です。
これにより、ブランド認定された寒ブリの出荷が始まり、全国の市場や飲食店での流通が活発化します。
「ひみ寒ブリ宣言」が発表されたら、是非氷見に新鮮な寒ブリを食べに行きましょう!

氷見で寒ブリを味わう旅!おすすめモデルコース

ここからは寒ブリを思う存分堪能できる、おすすめ飲食店を含めた観光モデルコースをご紹介します!

魚市場食堂の写真
刺身の写真
ブリ丼の写真

1. 朝から営業!「魚市場食堂」

氷見漁港の2階に位置する「魚市場食堂」では、その日の朝水揚げされ、競り落とされたばかりの鮮度の高い魚を味わうことができます。
6時半から開店しているため、朝食兼昼食として訪れるのはいかがでしょうか?
「魚市場食堂」でのおすすめは、ブリ丼定食です。脂がのったお刺身と炙りの両方が味わえる贅沢な丼です。
定食には土鍋で提供されるアツアツのつみれ入り漁師汁がついています。
また、「魚市場食堂」は知名度が高く、寒ブリシーズンになると待ち時間が長時間になることも多いですが、「魚市場食堂」から車で3分で行ける姉妹店の「ひみ岸壁食堂」では、ほぼ同じ食事が待ち時間なしで楽しむことができます!
違いは漁師汁の内容とあらかじめ器で提供されるところですが、食事はほぼ同じということで、待ち時間が圧倒的に短くスムーズに食事にありつけます。

基本情報
  • 営業時間

    6:30~15:00

  • 定休日

    1/1~1/3

  • 料金

    時価

  • お問い合わせ先

    0766-72-2018
    駐車場有

  • 公式サイト ※外部サイトに遷移します

    Instagram

  • 住所

    富山県氷見市比美町435 氷見漁港魚市場2階

外観の写真
鮮魚直売所の写真
足湯の写真
観光客の写真

2. ひみ番屋街

氷見の観光スポットもご紹介します。
「ひみ番屋街」は、グルメ、特産品などのお土産の購入から温泉まで楽しめる道の駅で、氷見市の魅力を一度に味わえる観光スポットです。
氷見漁港で水揚げされた朝どれの寒ブリや魚介類を加工した干物をお土産に購入するのはいかがでしょうか?
下記の関連記事でも詳しくご紹介しているので、是非ご覧ください。

基本情報
  • 営業時間

    鮮魚・物販施設/8:30~18:00(鮮魚は売り切れ次第終了)
    フードコート/8:30~18:00
    飲食施設/11:00~18:00
    回転寿司/10:00~20:00
    ※店舗により営業時間が異なります

  • 定休日

    【休館日】
    1/1元旦
    ※鮮魚施設は初競り市に準ずる
    ※施設メンテンスのため臨時休業あり

  • 料金

  • お問い合わせ先

    0766-72-3400

  • 公式サイト ※外部サイトに遷移します

    https://himi-banya.jp/

  • 住所

    富山県氷見市北大町25-5

外観の写真
内観
カフェの写真

3. 海が見えるカフェ「The Boon」

「ひみ番屋街」でたくさん歩いた後は、休憩がてらカフェでほっと一息つきましょう。
「The Boon」は海岸沿いに位置しており、2階から海を一望できます。
なるべく氷見の食材を使用しているそうで、その時期によって仕入れ量などが変わるため、日によって違うメニューを提供しています。
おすすめは、半生チーズテリーヌブリュレです!
取材時にはイチジクが添えられたテリーヌをいただきましたが、日によっては季節のフルーツを使っているそうで、出会えたらラッキーですね!

基本情報
  • 営業時間

    ランチ/カフェ 11:30~16:00
    ディナー 17:30~21:00

  • 定休日

    月曜日
    不定休

  • 料金

    1,000円~1,999円程度

  • お問い合わせ先

    0766-91-2001

  • 公式サイト ※外部サイトに遷移します

    Instagram

  • 住所

    富山県氷見市島尾1774

海岸の写真①
朝焼けの写真
海岸の写真②

4. 雨晴海岸

「雨晴海岸」は、海越しに3,000m級の降雪の立山連峰を見渡せる絶景スポットです。
晴天の日には、立山連峰がくっきりと一望できます!
海岸沿いにはローカル線の線路があり、特に伝統工芸品を使用したレトロな観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」と立山連峰を1枚の写真におさめることができます!

基本情報
ぶりしゃぶの写真
酒
氷見牛の写真
内観

5. ばんや料理「ひみ浜」

晩御飯は贅沢に寒ブリのフルコースはいかがでしょうか?
ぶりしゃぶ、鰤の刺身、ぶり大根、塩焼きなどの朝どれの魚を味わうことができます。
氷見の飲食店の中でも大人気店舗ですので、電話のみの要予約!
氷見を訪れる予定が決まったら、まずは予約を確保しておきたいところです。

基本情報
  • 営業時間

    昼の部 11:00~14:00
    夜の部 17:00〜(ラストオーダー18:30)

    ※ぶり提供期間は、11時の部、13時の部、夜の部の三部制

  • 定休日

    不定休

  • 料金

    10,000円~14,999円程度

  • お問い合わせ先

    0766-74-7444

  • 公式サイト ※外部サイトに遷移します

    http://www.himihama.com/

  • 住所

    富山県氷見市比美町21-15

食事の写真
客室の写真
グランピング施設の写真①
グランピング施設の写真②

6. 移り住みたくなる宿『イミグレ』

旅の〆は海の見える移り住みたくなる宿『イミグレ』に宿泊します。
移り住みたくなる宿『イミグレ』では、地元食材を使った本格フレンチと、オーシャンビューの贅沢な空間で、まさに「移り住みたくなる」ほどの滞在体験を提供しています。
また、グランピング施設としても営業しているので、富山湾を望む自然を感じながら宿泊してはいかがでしょうか?

基本情報
  • 営業時間

    チェックイン 16時〜19時
    チェックアウト 10時

  • 定休日

    火曜日・水曜日

  • 料金

    宿泊価格 23,100円(税込)〜 ※1泊2食付き
    ランチ価格 3,850円 or 5,500円
    ディナー価格 11,000円 or 13,200円

  • お問い合わせ先

    0766-92-2200

  • 公式サイト ※外部サイトに遷移します

    https://www.imigre.jp/

  • 住所

    富山県氷見市小杉232-1

寒ブリが彩る、冬のごほうび旅

この冬、氷見で“おいしい思い出”を作りませんか?
寒ブリの旬はあっという間。今しか味わえない贅沢な味わいを、ぜひ現地で堪能してみてください。

※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。

記事作成者:COREZO