2024.10.2 更新
【ほうらい祭り】祭りの歴史と見どころをご紹介!
ほうらい祭りは、石川県白山市鶴来地区の金劔宮(きんけんぐう)で行われる秋季例大祭で、約850年の歴史を持つ伝統的なお祭りです。
祭りでは神輿や獅子方(ししかた)、造り物(つくりもん)が町内を練り歩き、地元の大人から子どもまで多くの人々が参加して地域を盛り上げます。
1. ほうらい祭りってどんなお祭り?
ほうらい祭りとは、石川県白山市鶴来地区にある金劔宮の秋季例大祭として行われる伝統的なお祭りです。
約850年前に始まったとされ、白山市の無形民俗文化財に指定されています。
この祭りでは、金劔宮の神輿を先頭に邪気を払う「獅子方」や、神への感謝を表すために造られた「造り物」が町内を練り歩きます。
神輿や獅子方、造り物が町中を巡行する様子を「神賑わい」といいます。
祭りの名前の「ほうらい」は、神輿や造り物を担ぐ人々の掛け声「ヨーホーライ」に由来しています。
祭りの由来は白山事件が発端となっています。
白山事件は1177年に加賀国で起こった事件で、国司・近藤師高が白山の僧侶たちと対立し、末寺を焼き討ちしたことが発端です。
僧侶たちは神輿を担いで京へ向かいました。
金劔宮の神輿もその時に抗議に向かった神輿のひとつであり、白山事件の神輿の中で唯一帰還した神輿とされています。
金劔宮では神輿の凱旋祝いと五穀豊穣を願うために祭りを執り行うようになりました。
1-2.開催場所と日時
ほうらい祭りの例大祭の式典は毎年10月2日に行われています。
神輿や神賑わいのお祭りは、例大祭後の10月初旬の土日に2日間にわたって開催されます。
また、神輿や神賑わいの巡行は毎年異なるため、事前に確認が必要です。
当日の神輿や造り物、獅子方のリアルタイム位置情報が分かるサービスもありますので、ぜひチェックしてお祭りを楽しんでください!
2024年は10月5日(土)と6日(日)に開催されます。
2. ほうらい祭りの見どころ
祭り当日は金劔宮から神輿が出発し、その後ろには獅子方や造り物が随行して町内を練り歩きます。
神輿は各町内にぞれぞれある「お祓い所」を巡り、町内の安寧を願います。
神輿は1日目に前厄、2日目に本厄の人たちが神輿を担ぎ、お祓い所を巡ることで厄を落とします。
2-1.急な石段を降りる!神輿の見どころ
神輿の見どころは「男段(おとこだん)」「女段(おんなだん)」です!
「男段」を北参道、「女段」を南参道とも呼ばれています。
祭りの初日に神社境内を出発し、神輿はこの「男段」を降ります。
特に「男段」は「女段」に比べ階段が急になっており、大きな神輿を担いで降りるのは至難の業です。
力強く階段を降りる神輿の姿は圧巻ですので、お祭りに来た際はぜひ見てくださいね。
また、2日目に祭りの最後に神輿は「女段」を登って神社へと還ります。
祭りの最後になるため既に日は落ちていますが、夜道にある明かりが神輿を照らし、「男段」を降りる姿とはまた違った幻想的な様子を見ることが出来ます。
2-2.子どもの演舞が人気!獅子方の見どころ
獅子方は、神輿の巡行に随行しながら、鎖鎌、薙刀、棒、太刀などを用いて「棒振り」と呼ばれる獅子退治の演舞を見せてくれます。
元々は徳川家に目を付けられていた前田家が、加賀藩の有事の際に戦えるよう、祭りを口実に剣術の練習をしていたのが始まりです。
大人に混じって小学校高学年~中学生までの子ども達も一緒になって演舞を披露してくれます。
2-3.町中を巨大人形が練り歩く!造り物の見どころ
造り物は、獅子方と同じく神輿に随行する高さ5メートル程の巨大人形です。
これらの巨大人形は、毎年各町内で1~2カ月程かけて製作されています。
皆さん仕事終わりに集まって、夜遅くまで製作しています。
850年の歴史のあるお祭りの中で、同じ町内で同じ人形が製作されたことはありません。
毎年趣向を凝らしたものが作られており、非常に見ごたえがあります。
夜になるとライトアップされ、また違った楽しみ方もできます。
祭り終了後は、パーク獅子吼内にある「造り物の館」にて1年間展示され、無料で観覧することができます。
3. アクセス情報(駐車場)
当日は交通規制が行われます。
交通規制に従って、白山市鶴来支所、もしくは鶴来中学校の臨時駐車場をご利用ください。
電車で来られる際は北陸鉄道石川線 鶴来駅をご利用ください。
基本情報
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期間
2024年10月5日(土)6日(日)
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時間
12時~21時半
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料金
無料
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お問い合わせ先
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場所
石川県白山市鶴来日詰町巳118-5
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO