雑学・コラム 石川県

2025.12.25 更新

輪島の塗り箸の魅力!畑中塗箸店の歴史とおすすめ3種類

輪島の塗り箸を制作している様子
仮設工房外観
輪島の塗り箸
新工房外観

能登半島地震を乗り越えた老舗・畑中塗箸店。輪島の塗り箸の魅力と購入方法を紹介します。

1.畑中塗箸店とは?輪島で75年以上続く老舗の物語

輪島塗の箸を制作している様子

輪島市街地から車で約5分。
創業75年以上の歴史を誇る〈畑中塗箸店〉は、三代にわたり「輪島の箸文化」を守り続けています。
ここで作られる箸は、ただの食器ではありません。
食卓を彩り、贈り物にもふさわしい美しさと耐久性を兼ね備えた逸品です。
漆の産地ならではの技術を活かし、日常使いから一生ものまで幅広く対応しています。

2.令和6年能登半島地震からの復興ストーリー

全壊した旧工房
仮設工房
新工房

令和6年(2024年)1月1日、能登半島地震で工房は全壊。
機械や材料は失われ、箸づくりの要が一瞬で途絶えました。
しかし「家業の灯は消さない」という想いで、仮設工房での再開を決意。
湿度管理が難しい環境で試行錯誤を重ねながら生産を続け、地域の支えを受けて復興を果たしました。
そして令和7年12月、新工房が完成。
安全性・効率性・品質管理を備えた新しい拠点で、輪島の箸文化を未来へつなぎます。

3.輪島の箸3種類を徹底解説(特徴・おすすめシーン)

制作途中のお箸

輪島には、製法や素材によって異なる3種類の箸があります。
〈畑中塗箸店〉では3種類お取り扱いしております。

① わじま箸
・漆を使わず、合成樹脂塗料で仕上げた木製箸
・軽く扱いやすく、日常使いに最適
・おすすめ:カジュアルなお土産に

② 輪島うるし箸
・中塗り・上塗りに天然漆を使用し、途中工程で合成樹脂塗料を併用
・漆の艶や手触りを楽しめる
・おすすめ:漆の心地よさを試したい方に

③ 輪島塗箸
・天然木に地の粉(下地)を用い、天然漆のみで仕上げる正統派
・堅牢さ/修復性/高級感が魅力
・おすすめ:一生もの/ハレの日の贈り物に

4.購入方法と店舗アクセス

輪島塗の箸

北陸の逸品を集めた通販サイト「COREZO(コレゾ)モール」で、〈畑中塗箸店〉の「わじま箸」限定セットを購入できます。
また、能登・輪島へ旅行でお越しの際は、畑中塗箸店の店舗へお立ち寄りください。

基本情報
  • 営業時間

    9:00~17:00

  • 定休日

    不定休

  • お問い合わせ先

    0768-22-1124

  • 住所

    石川県輪島市釜屋谷町1-23-2

※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。

記事作成者:COREZO