2024.9.30 更新
【輪島塗】能登半島地震の影響を受けた老舗漆師屋が伝える魅力とは
輪島塗 しおやす漆器工房は伝統から新発想までを輪島塗で表現するお店です。
160年以上続く老舗が能登半島地震により被害を受けました。
輪島塗の魅力から能登半島地震の影響までをご紹介します。
1.輪島塗とは?
輪島塗は木地に下地を厚く施し、丈夫さと美しさを両立させた輪島市で作られる漆器です。
特に微生物の化石からなる珪藻土を水で練って素焼きし、細かく砕いたもの(輪島地の粉)を漆に混ぜて塗る下地が輪島塗の最大の特徴です。
布着せ、地の粉を混ぜた漆の塗布を何層にもわたって施し、約3~4ヵ月もかけて下地を行うことで縁に厚みが出て、中の木が守られ丈夫な器になります。
職人の技が光る素晴らしい技術です。
また、全国の漆器産地の中で国指定重要無形文化財団体指定を最初に受けたのが輪島塗です。
日本が誇る素晴らしい伝統工芸品です!
2.令和6年能登半島地震の影響
令和6年能登半島地震により、店舗や工房、商品に材料と全てが被害を受けました。
輪島塗は修理が可能で再度商品として蘇りますが、かねてからの原材料価格高騰に修理費用など、全て商品価格に転嫁する訳にもいかず、厳しい状況です。
また、輪島塗に絵を付ける蒔絵師は地震の影響で輪島の外に避難している方も多く、従来よりも商品完成までに時間がかかっています。
3.スピーカーやエレキギターまで!?多種多様に活用される輪島塗の可能性
輪島塗は一般的に器など主に生活用品として製作されますが、木製品の温もりと現代的な美しさを兼ね備える素材として、スピーカーやアクセサリー、
エレキギターなど今までになかった製品も生み出しています。
海外デザイナーとの共同制作など、様々な物づくりも積極的に進めており、
受注生産やオーダーメイドのお問合わせにも対応しています。
さらに、最近では難燃性漆の開発により、これまで無かった異分野での漆の使用も企画されています。
輪島塗の可能性に期待が高まります。
4.工房見学や体験を通じて輪島塗を体感!
お店では工房見学と漆塗り体験ができます。
工房は約10人の職人が仕事をしており、塗りの工程を全て見学できます。
ご希望の方にはスタッフが説明もしてくれます。
体験は工房見学とセットで約1時間。職人の指導の下、拭き漆の皿に自由に塗ったり描いたりします。
体験後、熟練の職人が最後まで仕上げて約1ヶ月後に商品が届きます。
製造工程をじっくり見たり体験したりできることは貴重な機会です。
是非、工房見学や体験を通じて輪島塗を体感してみてください。
5.能登復興マルシェ開催中
ECサイトCOREZOでは、能登地域の復興支援を目的とした「~買ってつながる~能登復興マルシェ」を開催中です。
苦境の中でも生産者が心を込めて作った商品を、生産者の生の声とともに紹介しています。
輪島塗 しおやす漆器工房の輪島塗も紹介しています。
皆さまの支援が能登の復興の一助になります。
ぜひチェックしてみてください!
基本情報
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料金
体験(工房見学含む):11,000円(送料、防護服代金など全て込み)
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営業時間
午前9時00分~午後5時00分
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定休日
無休
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お問い合わせ先
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公式サイト ※外部サイトに遷移します
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住所
石川県輪島市小伊勢町日隅20番地
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アクセス
能登有料道路・穴水インターより30分
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最寄駅
穴水駅から北鉄奥能登バスで約30分
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO
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