2024.11.26 更新
輪島市門前町「総持寺通り商店街」が仮設店舗で再出発!記念イベントも開催!
石川県輪島市門前町にある「総持寺通り商店街」。
令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けましたが、ついに仮設店舗が営業を開始!
2024年11月9日(土)に開催される記念イベント「門前マルシェ」についてもご紹介します。
1.石川県輪島市門前町「総持寺通り商店街」とは?
大本山總持寺祖院(石川県輪島市門前町)の寺下にある商店街です。
700年以上も前に開基された總持寺とともに、総持寺通り商店街は栄えてきました。
現在は落ち着いた雰囲気のたたずまいとなりましたが、飲食店や菓子店、お土産処等さまざまな商店が軒を連ねています。
2.令和6年能登半島地震の被害と現状
総持寺通り商店街がある石川県輪島市門前町は、令和6年能登半島地震において甚大な被害を受けました。
最大震度7を観測し、商店街にある34店舗のうち20店舗が全壊や大規模半壊となりました。
地震発生から約10か月(取材時)、商店街では徐々に建物の解体や道路の補修が進み、着実に復興に向けて動き始めていました。
3.仮設店舗が営業開始!商店街の新たな出発
地震発生からわずか2か月で仮設店舗構想の話が持ち上がり、商店街関係者が一丸となって営業再開を目指して準備を進めてきました。
そしてついに2024年10月に仮設店舗の営業を開始!総持寺通り商店街は再スタートを切りました。
2024年11月現在、11の商店が仮設店舗で営業中です。
「仮設店舗の営業が始まって、やっと商店街のメンバーが揃った感じがして嬉しい」と、中心メンバーのひとりである禅の里交流館・宮下杏里さんは言います。
北陸放送の特番「つなぐ つながる能登~届けたい!作り手たちの想い~」で紹介されました
番組では、この総持寺通り商店街も紹介されました。
甚大な被害を受けながらも前を向く商店街の方々の想いが伝わります。
是非ご視聴ください。
4.オープン記念イベント「門前マルシェ」開催!
2024年11月9日(土)、総持寺通り商店街仮設店舗オープン記念イベント「門前マルシェ」が開催されます。
地元小学生による鼓笛演奏の他、チンドンパフォーマンスなど楽しいイベントが盛りだくさん!
近くにお住いの方も、遠方にお住いの方も、お誘いあわせの上ぜひご来場ください。
基本情報
-
期間
2024年11月9日(土)
-
時間
10:00~15:00
-
料金
各店に準ずる
-
お問い合わせ先
-
場所
石川県輪島市門前町走出6-10(禅の里交流館)
-
公式サイト ※外部サイトに遷移します
5.商店街の思い
高齢店主が多くを占める総持寺通り商店街。
「地震をきっかけに商売を辞める店が出てくるかもしれない」と思われていましたが、実際には、「門前のために自分ができることをしたい」と商売を続ける選択をした店主がほとんどだそうです。
しかし、商店街を訪れる客足は減少。大地震に次ぐ豪雨被害の影響もあり、店主の心が疲弊してしまっているのも事実です。
「ひとりでも多くのお客さまが来てくれることが、何よりも元気をもらえる。たくさんの人が総持寺通り商店街を訪れてくれると嬉しい」と宮下さんは言います。
現在は、今後の商店街について考える会合が定期的に開催されているとのことです。
「長屋のような共同店舗を作りたい」、「空き家を活用したい」など、商店街の可能性は無限大。
これまでの場所で営業を続ける商店、仮設店舗で営業を再開する商店。
境遇はそれぞれですが、商店街を中心に門前を「引っ張っていきたい」、「復興させたい」という思いは皆さん同じです。
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO